妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
パルメザンチーズなどの粉チーズは食べても良いのでしょうか?
こちらでは妊娠中の粉チーズについて紹介致します。
妊娠中粉チーズ(パルメザンチーズ)は食べても良いの?
結論から言うと、日本で販売提供されるパルメザンチーズなどの
粉チーズは特に加熱せずに食べても構いません。
それが、サイゼリヤのものであってもドミノピザのものであっても、
どこのものでも問題なく食べることができます。
パルメザンチーズなどの粉チーズはナチュラルチーズに分類されるのですが、
日本で販売・提供されるナチュラルチーズは日本の食品衛生法により
乳の段階で加熱殺菌することが義務づけられており、
海外から輸入する粉チーズも食品衛生法を守らなければいけないため、
リステリア菌の検査を通過したもののみ輸入されてきます。
ですので、妊婦でも安心して粉チーズが食べられるのです。
どれくらいの量食べても良いの?
たまに食べるチーズやパスタなどでしたら
粉チーズの量は意識せずにかけても構いません。
日常的に粉チーズを使うということでしたら、
粉チーズのカロリーは大さじ1杯(6g)27kcalですので、
1~2杯程度でしたらかけてもカロリー的にも栄養的にも問題はないでしょう。
粉チーズはカルシウムが豊富なため妊娠中におすすめ
粉チーズはカルシウムが大さじ1杯あたりに78mg含まれています。
妊娠中はカルシウムが不足しやすいため、
積極的にカルシウムは摂っていきたい栄養となりますので、
粉チーズなどからカルシウムを摂取するのは非常に良いことであると考えます。
その他、カルシウムが豊富なものとしては牛乳やヨーグルト、
しらすやサバ缶などの骨まで食べられる物などが挙げられます。
海外で粉チーズを使う時は注意が必要
海外旅行などで粉チーズ(パルメザンチーズやレッジャーノチーズなど)を
使用するのは避けてください。
海外のナチュラルチーズは乳の段階で加熱殺菌されてないものも多く、
チーズの中にリステリア菌が存在する可能性があります。
ですので、海外の加熱されていないナチュラルチーズはさけてください。
あとは、個人で輸入した海外の粉チーズも注意してください。
個人で輸入すると食品衛生法をすり抜けてしまう恐れがありますので、
乳の段階で殺菌されていないものが届くこともあります。
楽天やamazonなどで販売されているものは大丈夫だと思いますが、
全てフランス語や英語表記の通販サイトから購入するのは控えた方が良いでしょう。
粉チーズをかけると美味しいもの
粉チーズをかけると美味しくなる料理としていくつか紹介します。
シーザーサラダなどのサラダ
ピザ
カルボナーラやミートソース、ナポリタンなどのパスタ
グラタン
トマト系の料理
リゾット
などが挙げられます。
意外かも知れませんが、ご飯にかけて食べるのも案外美味しいものです。
これでカルシウムが摂取できるので、
妊娠中はかなり重宝されるチーズではないでしょうか。
まとめ
日本で販売提供されるパルメザンチーズやレッジャーノなどの粉チーズは
日本の食品衛生法に則って、乳の段階で加熱殺菌している
乳を使ってチーズを作りますので、リステリア菌の心配はいりません。
ですので、非加熱の状態でも安心して食べることができます。
注意しなければいけないのは、海外で食べる粉チーズです。
これは日本の食品衛生法は関係ありませんので、
乳の段階で加熱殺菌されていない乳を使い
チーズを作ることも多く、その場合リステリア菌がチーズに残ってしまいます。
ですので、海外旅行中などは非加熱の粉チーズを食べるのは控えた方が良いでしょう。