妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
カルボナーラは食べても良いのでしょうか?チーズや卵が気になるところです。
こちらでは妊娠中のカルボナーラについて紹介致します。
妊娠中カルボナーラは食べても良いの?
結論からいうと日本のカルボナーラであれば、
推奨はしませんが、食べても問題になることはほぼありません。
カルボナーラには卵が使用されており、あまり加熱もされていません。(弱火で1分ほど)
この加熱が75℃以上で1分以上加熱されているのであれば、菌は死滅しますが、
そうでないのであれば、生き残る菌もいるでしょう。
そもそも生に近い卵、半熟卵は食べても良いかなんですが、
日本の新鮮な卵であれば、食べても問題になることはほぼありません。
まず日本の卵は出荷前に洗浄・殺菌されており、
外殻にはサルモネラ菌は付着していません。
また、卵の内部にサルモネラ菌が存在する卵があり、
それを「汚染卵」というのですが、汚染卵が出る確率は0.003%程度で、
例え汚染卵にあたったとしても、賞味期限内で冷蔵庫保存してあれば、
菌は繁殖しませんので、汚染卵1個の中にいる菌は数個程度にとどまります。
なので、新鮮な卵であれば、食中毒に至るまでの菌数が存在しないため、
ほぼ問題がないのです。
次にチーズについてですが、
国産のチーズあるいは、海外のものであってもリステリア菌の検査を行なったチーズであれば、
サイゼリヤなどが海外のチーズでしっかりとした検査を通ってきたチーズしか使っていないため、
チーズにリステリア菌は存在しません。
国産チーズの場合は、食品衛生法により乳の段階で殺菌処理されますので、
そこからチーズを作ってもリステリア菌は発生しませんので、
安心して食べることが出来るのです。
ですので、日本で食べるカルボナーラに関しては
ほぼ問題なく食べることができます。
どのくらいの量食べても良いの?
たまに食べるカルボナーラ1人前程度であれば、量は気にせず食べても構いませんが、
体重が気になると言う場合もあると思いますので、念入りに見ていきましょう。
妊娠中の1日の摂取カロリーは
妊娠初期 +50kcal
妊娠中期 +250kcal
妊娠後期 +500kcal
となっており、
摂取カロリーは活動レベルで異なります。
一般女性の場合、活動レベルが
低い ⇒ 1700~1750kcal
普通 ⇒ 2000~2050kcal
高い ⇒ 2300~2350kcal
となっていますので、
妊娠中に活動レベルが普通の人の場合、
1日の摂取カロリーは
妊娠初期 ⇒ 2050~2100kcal
妊娠中期 ⇒ 2250~2300kcal
妊娠後期 ⇒ 2800~2850kcal
となります。
参照:厚生労働省
どれくらい食べても良いのかは活動レベルによって変化するところですが、
普通の生活、家事全般を行なっていたりする場合で考えると、
妊娠初期の場合、1食あたりはおやつ(200kcal)を除いて
約633kcal程度摂取できます。
カルボナーラのカロリーを見てみると、
1人前(369.1g)あたり727kcalとなっていますので、
1人前妊娠初期の方が食べると少しカロリーをオーバーしてしまいますので、
体重を気にされると言う場合は、おやつなどを控えるなどしてカロリーを調節すると
良いかも知れません。
妊娠中中期以降であればちょうど良い食事になるでしょう。
とはいえ、お店によって入っている量も異なりますので、
参考程度にとどめておいてください。
お店によってはパンやカプレーゼ、食後のデザートなどもついてくるところが
あると思いますが、外食したときは先ほど言った他でカロリーを調節することをおすすめします。
カルボナーラと一緒に食べたい食べ物は?
カルボナーラはパスタ、卵、チーズから出来ています。
栄養的には炭水化物、脂質、タンパク質が主な栄養素になり、
他にビタミンDやチーズからカルシウムなどが摂取出来るかと思います。
足りていない成分としては、
食物繊維やビタミン類が足りていないので、
一緒に食べるとしたら、サラダなどから食物繊維を摂取し、
食後のデザートとして果物を摂取することでビタミン類が補えます。
まとめ
カルボナーラの作り方にもよりますが、
大抵の場合、卵は完全には火は通っていない状態だと思います。
ですが、日本の卵を使用しているのであれば、
食べたとしてもほぼ問題はありません。
また、チーズに関しても日本で販売しているカルボナーラであれば
食品衛生法のもと作られますので、リステリア菌は存在しませんので、
チーズに関しては問題ありません。
どうしても半熟卵が気になる場合は、
お店などではカルボナーラは頼まないようにした方が良いかも知れません。
なお、コンビニで販売されているカルボナーラは電子レンジで加熱を行ないますし、
製造工程でしっかりと加熱されていますので、
問題なく食べることができます。