妊娠中は何かと気をつけなければいけない時期ですが、
温泉卵は食べても良いのでしょうか?サルモネラ菌は大丈夫なのでしょうか?
こちらでは妊娠中の温泉卵について紹介致します。
妊娠中温泉卵は食べても良いの?サルモネラ菌は大丈夫なの?
結論を言うと妊娠中のどの時期においても温泉卵は食べても構いません。
問題のサルモネラ菌ですが、中心部が75℃以上で1分以上加熱するか、
中心部が60℃以上で20分加熱すると死滅します。
温泉卵は60~70度程度で20分程度加熱を行ないますので、
万が一サルモネラ菌が存在したとしても加熱で大半の菌が死滅しますので、
安心して食べることができます。
また、加熱が足りない場合であっても、日本の卵であれば、ほとんどの場合
食中毒にはなりません。
というのも、日本の卵は市場に出る前に洗浄・殺菌を徹底的に行ないますので、
外殻に菌が付着していることはありません。
卵の内部に菌が存在する卵を「汚染卵」というのですが、
この確率も0.003%と非常に低い上に、
菌が入っていたとしてもたまご1個の中に数個程度しか入っていないため、
賞味期限内の卵でヒビなど入っていなく、冷蔵庫で保存している卵であれば、
ほぼ食中毒にはなりません。
ですので、温泉卵は安心して食べることが出来るのです。
どれくらいの量食べても良いの?
特に決まりはありません。卵は貴重なタンパク源となりますので、
例えば1食に1個から2個食べてもいいですし、毎食食べても良いです。
以前は日本卵業協会では1日2個までと言われていましたが、
現在は1日2個食べようというキャンペーンは実施されていますが、
個数に制限はありませんし、コレステロール値も気にする必要はありません。
参照:日本卵業協会
温泉卵と組み合わせるとよい食べ物は?
温泉卵の栄養は簡単に述べるとタンパク質と脂質から出来ています。
他にビタミンDなども多く含まれていますが、
温泉卵だけだと栄養が偏ってしまいます。
ですので、メイン料理というより副菜としての位置づけで考えると良いでしょう。
炭水化物があまりありませんので、トーストやご飯から炭水化物を摂取して
食物繊維はサラダや海藻、ほうれん草の和え物などから摂取すると良いでしょう。
カルシウムは骨まで食べることが出来るしらすやめざし、
または牛乳やヨーグルトから摂取すると良いです。
ビタミン類については食後のデザートとしてフルーツを用意すると良いでしょう。
というように、様々なものを組み合わせることによって栄養バランスの良い食事となります。
つわり時で温泉卵しか食べられない場合は?
つわり時の考えとしては食べられる物を食べられる時に食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方ですので、食べられる時に温泉卵を食べると良いでしょう。
温泉卵しか食べていなくてお腹の赤ちゃんが心配になるかもしれませんが、
赤ちゃんはママが元々蓄えている栄養をしっかりと吸収して成長しますので、
心配する必要はありません。
つわりが終わり何でも食べられるようになったら
栄養やカロリー、塩分などのことを意識した食生活に戻してください。
まとめ
妊娠中のどの時期においても温泉卵は食べても構いません。
気になるサルモネラ菌も作る過程で死滅しますので、
安心して食べることができます。
万が一汚染卵にあたったとしても加熱で死滅しますし、
賞味期限内で正しい保存をしていれば、
たまごに存在する菌の数は数個程度なので、
仮に生で食べたとしてもほぼ食中毒にはなりませんので、
温泉卵はより安心して食べることができます。