妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
すき焼きは食べても良いのでしょうか?生卵が気になるところです。
生卵以外のタレも合わせて紹介致します。
妊娠中すき焼きは食べても良いの?
妊娠中のどの時期においてもすき焼きは食べても構いません。
生卵についてですが、賞味期限内の日本の卵でヒビなどが入っておらず、
冷蔵庫保存(10℃以下)で保存されていたものについては、
食べてもほぼ問題はありません。
卵の殻は出荷前にしっかりと洗浄・殺菌されていますし、
内部にサルモネラ菌が存在する卵もあるのですが、
その確率は0.003%ととても低い上に例え内部に菌が存在する
汚染卵にあたったとしてもたまご1個の内部に存在する菌の数は数個程度ですので、
仮にこれを食べてもほとんど食中毒にはならないからです。
とはいえ、生の卵は抵抗あるという方もおられると思いますので、
卵の代わりになるものを後ほど紹介致します。
どれくらいの量食べても良いの?
たまに食べるすき焼きでしたらあまり量のことは気にせず
食べても問題ありません。
しかし、体重の増加が気になる場合もあるでしょうから
簡単な目安だけ紹介しておきます。
妊娠中の1日の摂取カロリーは
妊娠初期 +50kcal
妊娠中期 +250kcal
妊娠後期 +500kcal
となっており、
摂取カロリーは活動レベルで異なります。
一般女性の場合、活動レベルが
低い ⇒ 1700~1750kcal
普通 ⇒ 2000~2050kcal
高い ⇒ 2300~2350kcal
となっていますので、
妊娠中に活動レベルが普通の人の場合、
1日の摂取カロリーは
妊娠初期 ⇒ 2050~2100kcal
妊娠中期 ⇒ 2250~2300kcal
妊娠後期 ⇒ 2800~2850kcal
となります。
参照:厚生労働省
どれくらい食べても良いのかは活動レベルによって変化するところですが、
普通の生活、家事全般を行なっていたりする場合で考えると、
妊娠初期の場合、1食あたりはおやつ(200kcal)を除いて
約633kcal程度摂取できます。
妊娠後期の場合はもっと多くカロリーを摂取しないといけません。
すき焼きのカロリーを見てみると、
1人前(466.25g)あたり466kcalとなっています。
ですので、すき焼きにご飯を付けてちょうど良い食事になるかと思います。
妊娠後期の場合でしたら、さらに食後のデザートを付けても良いかも知れません。
生卵の代わりになるものは?
生卵以外にもおすすめとなるものがいくつかありますので紹介致します。
・豆乳
生卵の代わりに豆乳に付けることで、
大豆の甘い香りが引き立ち美味しさがアップします。
また、豆乳で煮込むという食べ方もあります。
・大根おろし
たっぷりの大根おろしを散らしたみぞれすき焼きを聞いたことがある人もいるかも知れませんが、
大根おろしはすき焼きにもぴったりと相性があいます。
大根おろしは濃いめの味付けをさっぱりとさせ、食欲を増進させるだけでなく、
消化を促進する成分が含まれているため、消化不良にもなりにくいのです。
・梅肉
すき焼きをさっぱりと食べたい時は梅肉組み合わせることによって、
さっぱりと食べることができます。
梅肉を溶かしたソースに肉をつけて食べるのですが、
ひと味変わった個性的な風味が楽しめます。
梅肉自体の主張が強いため、すき焼きは薄味にするのがおすすめ。
・七味、一味
甘めに仕上げたすき焼きに七味や一味をお好みで振りかけることによって、
ピリっとした刺激が癖になり、もう一枚もう一枚とお肉が進みます。
すき焼きに入れた方が良い食材は?
すき焼きと言えば、牛肉、ネギ、白菜、糸こんにゃく、しいたけ、
にんじん、豆腐などが入ります。
これだけでもしっかりとタンパク質、食物繊維、ビタミン類、ミネラル類が摂取できるのですが、
ここに小松菜を入れるとカルシウムが摂取できますし、
きのこもえのきやしめじなども入れることによって
食物繊維が摂取できるのでおすすめです。
鉄分を摂取したいなら妊娠初期以外であればレバーを入れても良いでしょう。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもすき焼きは食べても構いません。
食べる量としては1人前+ご飯でちょうど良い食事になります。
生卵については日本の新鮮な卵(市販のもの)であれば、
ほぼ問題なく食べることができます。
しかし、生卵は控えたい場合は、
豆乳や大根おろし、梅肉、七味一味などで代替できますので、
是非試してみてください。