妊娠中高カカオチョコレートは食べても良い?ポリフェノールに注意!

高カカオチョコレート

※このサイトはアフィリエイト広告を含むことがあります。

スポンサーリンク



妊娠中は何かと気を遣わなければいけませんが、
高カカオチョコレートは食べても良いのでしょうか?
カフェインやポリフェノールが気になります。
こちらでは妊娠中の高カカオチョコレートについて紹介致します。

目次

妊娠中高カカオチョコレートは食べても良いの?

結論を言うと妊娠初期と妊娠中期であれば、あまり量を摂取しなければ食べても構いませんが、
妊娠後期はポリフェノールの関係から摂取しない方が良いでしょう。

①カフェインは大丈夫なの?

カフェインについては妊娠中は世界保険機関(WHO)では1日に300mgのカフェイン摂取までなら大丈夫と言っており、
英国食品基準庁(FSA)では200mgに制限するように求めています。(コーヒーをマグカップで2杯程度)
カナダ保健省(HC)では300mgまでとなっています。
参照:厚生労働省

日本にはこのような基準は設けられておりませんが、
コーヒー1~2杯なら問題ないとされているため、おおむね1日のカフェイン摂取量は200mgまでにとどめておくと
問題ないでしょう。

で、高カカオチョコレートは100gあたり70~120mgのカフェインが含まれています。
チョコレート100gというのは、板チョコの場合だと2枚程度になります。

高カカオチョコレートの場合、板チョコのようなタイプではなく、
カットされて個包装になっているものが主流かと思いますので、そちらで計算すると
1枚(5g)あたり3.5~6gのカフェインが含まれている計算になります。

ですので、カフェインだけで見ると、1日に高カカオチョコレートを100g程度食べたところで
カフェインに関しては何の問題もないことがわかります。
とはいえ、これに加えてコーヒーを飲んだりするとカフェインの摂りすぎに当たる可能性はあります。

ただし、カフェインのみの話で問題になるのはポリフェノール摂取量についてになります。

②ポリフェノール摂取量について

妊娠後期以外はポリフェノール摂取量を細かく制限する必要はないと言いましたが、
それでもポリフェノールを過剰摂取すると、次のような影響が出る可能性があります。

・血流の減少
ポリフェノールには血流を調節する働きがあるのですが、過剰摂取すると逆に血流に影響を与え、
胎児への酸素や栄養供給に影響を与える可能性があります。

・ホルモンバランスの乱れ
ポリフェノールの中にはエストロゲン様作用を持つ成分もあり、ホルモンバランスに影響を及ぼす可能性があります。
妊娠中はホルモンバランスが重要なので、摂取量に注意が必要です。

・貧血のリスク
ポリフェノールは鉄の吸収を妨げることがあり、特に妊娠中期以降は鉄不足に陥りやすいのです。
鉄不足になると貧血のリスクが高まります。
貧血は母体だけでなく、胎児の発育にも影響を与えるため、注意が必要です。

③ポリフェノールはどれくらい摂取しても良いの?

理想からいえば、1日に500mgまでが良いとされています。
高カカオチョコレートの場合、大まかにですが、1枚(5g)あたりに147mgのポリフェノールが含まれています。
参照:meiji

ですので、500mgまでというと
3枚程度は食べても問題はないということになります。
とはいえ、ポリフェノールは様々なものに含まれていますので、注意は必要ですが(ポリフェノール含有物については後述します)
妊娠初期から妊娠中期ではそれほど意識しなくてもあまり問題にはなりません。
過剰摂取にだけ注意してください。

それよりも妊娠後期のポリフェノール摂取は十分に注意しなければなりません。

妊娠後期にポリフェノールを過剰摂取するとどうなるの?

妊娠後期に1日だけではなく日常的にポリフェノールを過剰摂取し続けていると、
胎児動脈管早期収縮といって、胎児期に動脈管が収縮することで右心不全を引き起こし、胎児水腫や子宮内胎児死亡の原因となる疾患になる可能性があるのです。
参照:医学専門雑誌・書籍の電子配信サービス

ポリフェノールの摂取量については特に500~1000mgの摂取を続けていた症例が多くあがっています。
とはいえ、毎日ポリフェノールを200mg摂取し続けた場合にも胎児動脈管早期収縮になったと言う例もあるため、
妊娠後期はポリフェノールを極力控えた方が良いと考えます。

妊娠後期についてはポリフェノールを日常的に過剰摂取でなくても
胎児動脈管早期収縮になる可能性があるため、極力控えた方が良いでしょう。

ですので、ポリフェノールが多く含まれている高カカオチョコレートは食べない方が無難です。

ポリフェノールを多く含む食べ物飲み物

ポリフェノールはチョコレートを始め様々なものに含まれていますので、下記に記します。

ミルクチョコレート(50g)343mg
ブラックチョコレート(50g)639mg
ハイミルクチョコレート(50g)204mg
カカオ72%チョコレート(5g)127mg
カカオ86%チョコレート(5g)147mg
カカオ95%チョコレート(5g)174mg

コーヒー(140cc)約280mg
ルイボスティー(1L)100~150mg
緑茶(100ml)約80~120mg
紅茶(100ml)約100~150mg
ココア(100ml)約62mg

ブルーベリー(100g)約200~400mg
ぶどう皮ごと(100g)約200~300mg
アーモンド(100g)約150~200mg
りんご皮ごと(100g)約100~150mg

このようになっています。※上記はポリフェノールを含むものの一部となっています。

特に気をつけたいのがチョコレートを日常的に食べることと、
ルイボスティーはカフェインが含まれていないため、飲む方が多いのですが、
ポリフェノールを多く含みますので、飲み過ぎには注意が必要です。

まとめ

高カカオチョコレートは妊娠初期から中期であっても1日2枚程度で抑えた方が無難です。
カフェインは問題にはならないのですが、ポリフェノールの過剰摂取により
影響が出る可能性があるからです。

妊娠後期では胎児動脈管早期収縮が起こる可能性があるため、
高カカオチョコレートは食べないようにしましょう。

1日や数日程度であれば問題はないのですが日常的にポリフェノールを
特に500~1000mg摂取していた場合に収縮が起こりやすいため、
もし妊娠後期に知らずに食べている場合は、次からは食べないようにして
心配であればかかりつけの医師に相談することをお勧めします。

スポンサーリンク



よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次