妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
焼きそばは食べても良いのでしょうか?また、1日にどのくらい食べても良いのでしょうか?
焼きそばと組み合わせると良い食べ物も合わせて紹介致します。
妊娠中焼きそばは食べても良いの?
結論から言うと妊娠中のどの時期においても焼きそばは食べて構いません。
ただし、毎食となると栄養が偏ったり、塩分の摂り過ぎになる可能性があるため、
食べたとしても1日1食程度でとどめておいた方が良いでしょう。
つわり時期で焼きそばしか食べられない場合は?
つわり時期の考え方としては食べられる物を食べられる時に食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方ですので、
この時期は食べられる物を食べて問題ありません。
栄養は偏るかも知れませんが、何も食べないよりは良いので、
塩分のことも気にせず食べてもらって大丈夫です。
お腹の赤ちゃんが気になるかも知れませんが、
赤ちゃんはママが元々蓄えている栄養を吸収してしっかりと
成長しますので、心配する必要はありません。
つわりが終わり何でも食べられるようになったら、
栄養やカロリー、塩分を意識した食生活に戻しましょう。
毎食食べるとどうなるの?
毎食焼きそばを食べていると、栄養が偏ります。
主にビタミン類全般、カルシウムや鉄分などのミネラル類、
食物繊維などが不足しがちになります。
また、焼きそばは1人前あたり塩分が3.5~4.0g程度入っています。
厚生労働省の日本人の食事摂取基準によると18歳以上の女性の1日の塩分量は
6.5g未満にするよう求められています。
ですので、焼きそばを1人前食べるだけで1日の塩分摂取量の半分以上を摂取することになりますので、
毎食焼きそばを食べると塩分の摂り過ぎになってしまいます。
1日1食でも多いかと思われますので、間隔を空けて食べる方が好ましいです。
どれくらいの量食べても良いの?
焼きそば1人前のカロリーは441kcal程度あります。
妊娠中の1日の摂取カロリーは
妊娠初期 +50kcal
妊娠中期 +250kcal
妊娠後期 +500kcal
となっており、
摂取カロリーは活動レベルで異なります。
一般女性の場合、活動レベルが
低い ⇒ 1700~1750kcal
普通 ⇒ 2000~2050kcal
高い ⇒ 2300~2350kcal
となっていますので、
妊娠中に活動レベルが普通の人の場合、
1日の摂取カロリーは
妊娠初期 ⇒ 2050~2100kcal
妊娠中期 ⇒ 2250~2300kcal
妊娠後期 ⇒ 2800~2850kcal
となります。
参照:厚生労働省
どれくらい食べても良いのかは活動レベルによって変化するところですが、
普通の生活、家事全般を行なっていたりする場合で考えると、
妊娠初期の場合、1食あたりはおやつ(200kcal)を除いて
約633kcal程度摂取できます。
ですので、焼きそばは1食に1人前食べて、残りのカロリーは
別の何かで栄養を補う形が健康に良いでしょう。
UFOなどのカップ焼きそばも食べても良いの?
UFOも食べて構いませんが、2倍の大きさのバーレルは体重を気にされるのであれば、
控えた方が良いでしょう。
UFOの塩分を見てみると、1食(普通サイズ)あたり5.9gもの塩分が含まれています。
ですので、こちらは毎日食べるのではなく、たまに食べる程度にとどめておいた方が良いでしょう。
塩分を摂り過ぎている場合は?
塩分を摂り過ぎている場合、生活を見直すことが大前提となるのですが、
カリウムを極力摂取した方が良いです。
カリウムは体内の塩分を体外に排出する作用があるため、
塩分を摂り過ぎている場合に、摂取したいミネラルになります。
カリウムが多く含まれているのは、生の果物(缶詰を除く)や生野菜、
コーヒーなどにも多く含まれています。
ただし、コーヒーにはカフェインが含まれていますので、
飲んだとしても1日1~2杯程度で抑えておきましょう。
焼きそばに付け加えたい副菜は?
焼きそばだけではどうしてもビタミン類やミネラル類が不足気味になってしまいます。
ですので、付け加えるとしたらフルーツやサラダ(海藻サラダもおすすめ)、牛乳やヨーグルトなどを
付け加えると栄養バランスが良くなります。
焼きそばだけで食事を終わらせず、焼きそばにあまり含まれていない栄養を
補うようにしましょう。
まとめ
妊娠中のどの時期においても焼きそばは食べても構いませんが、
塩分が多く含まれているため、頻繁に食べるのではなく
たまに食べる程度にとどめておいた方が良いでしょう。
UFOなどのカップ焼きそばは通常の焼きそばよりも塩分が含まれていますので、
こちらもたまに食べる程度に抑えてください。
塩分を摂り過ぎていると感じた場合は、生の野菜や果物などから
カリウムを積極的に摂取するようにしましょう。