妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
たこ焼きは食べても良いのでしょうか?たこ焼きの生焼けが気になるところです。
こちらでは妊娠中のたこ焼きについて、生焼けの状態がどんな状態であるかについて紹介致します。
妊娠中たこ焼きは食べても良いの?
結論から言うと妊娠中のどの時期においてもたこ焼きは食べても構いません。
しかし、毎食となるとソースをかける分どうしても塩分が多くなるのと、
栄養バランスが偏ってしまいますので、毎食食べるというのは控えてください。
たまに食べる分には全然問題ありません。
たこ焼きを食べたとしても1日1食程度でとどめていると
栄養面もさほど問題にはならないでしょう。
たこ焼きの生焼けの状態ってどんなの?
たこ焼きの生焼けの状態がどんなものなのかというと、
外側が柔らかい
しっかりと焼けているたこ焼きは外側がカリッとしていますが、
生焼けの場合、外側が柔らかくてフニャっとしています。
色が薄い
しっかり焼けたたこ焼きはきつね色ですが、生焼けの場合、
外側の色が薄く、全体的に白っぽいことがあります。
中がドロっとしている
中身が完全に固まっていないため、ドロっとした状態が残っています。
生地が流れる
割ったときにに生地が流れ出るような状態になります。
しっかり焼けている場合は、中がフワっとした状態になっています。
小麦粉の生っぽさが残る
食べた時に小麦粉の生っぽさが感じられたら生焼けの証拠です。
温度が低い
中心部分が十分に加熱されていないため、食べたときに全体的に温度が低く感じます。
焼いている最中の確認方法としては、
竹串を刺して、竹串に中身のどろっとしたものが付いてきた場合は、
生焼けの可能性が高いです。
竹串を刺して何も付いてこない状態になれば、焼けています。
生焼けのたこ焼きを食べるとどうなるの?
生焼けのたこ焼きを食べると消化不良を起こす可能性があり、
場合によっては食中毒の原因となることもあります。
ただ、生焼けのたこ焼きを少し食べたからと言って、
何か起こるわけではなく、たくさん食べた時に上記の症状が出る可能性があります。
気になる場合は、いつもより少し長めに焼くことで
生焼けは確実に回避できるでしょう。
なお、生焼けを食べて消化不良を起こしたからといって、
胎児に影響はありません。
どれくらいの量食べても良いの?
たまに食べるたこ焼きでしたら特に量は気にしなくても良いのですが、
体重を気にされるのであれば、カロリーを気にする方が良いでしょう。
妊娠中の1日の摂取カロリーは
妊娠初期 +50kcal
妊娠中期 +250kcal
妊娠後期 +500kcal
となっており、
摂取カロリーは活動レベルで異なります。
一般女性の場合、活動レベルが
低い ⇒ 1700~1750kcal
普通 ⇒ 2000~2050kcal
高い ⇒ 2300~2350kcal
となっていますので、
妊娠中に活動レベルが普通の人の場合、
1日の摂取カロリーは
妊娠初期 ⇒ 2050~2100kcal
妊娠中期 ⇒ 2250~2300kcal
妊娠後期 ⇒ 2800~2850kcal
となります。
参照:厚生労働省
活動レベルに応じて摂取カロリーを調節してください。
活動レベルが低いというのは、1日中座っているデスクワーク中心の仕事をしているような状態を指します。
活動レベルが普通の場合は、座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等、あるいは通勤・買物・家事、軽いスポーツ等のいずれかを含む場合
活動レベルが高いというのは、
移動や立位の多い仕事への従事者。あるいは、スポーツなど余暇における活発な運動習慣をもっている場合
となっています。
これに照らし合わせると
妊娠初期の場合で、活動レベルが普通(Ⅱ)の場合、
約2100kcalが1日の摂取カロリーになりますので、
ここからおやつとしてのカロリー200kcalを差し引いて
1日3食食べるとして3で割ると
1食あたり、633kcal程度は摂取出来ると言うことになります。
たこ焼きのカロリーを見てみると、
たこ焼き1個あたり約50~62kcalですので、
10個程度は食べることが出来る計算になります。
栄養バランスを考えたたこ焼きの具材
たまに食べるたこ焼きでしたら、ノーマルなたこ焼きだけでも良いのですが、
1日1食など頻繁に食べる場合は、具材をより健康的にした方が良いでしょう。
ノーマルなたこ焼きは小麦粉に卵、水(だし)で生地を作り、
中にたこ、天かす、ネギなどを入れて上から鰹節や青のりをかけてソースをかける
というのが一般的かと思います。
同じ種類ばかり食べるのではなく、
例えば、中身をチーズとウインナーにすることによって
タンパク質をより摂取することができますし、
具材にキャベツを追加することによって食物繊維が摂取できるようになります。
他に海老やツナを入れても良いでしょう。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもたこ焼きは食べても構いません。
ただし、毎食食べるなど偏った食べ方をしていると
塩分の摂り過ぎや栄養バランスの偏りが見られるため、
毎食などの偏った食生活はしないでください。
食べたとしても1日1食程度でとどめておきましょう。
たこ焼きを食べる際、中がふわとろの状態が好きと言う方は
多いと思いますが、そこで気になるのが生焼けかどうかだと思います。
生焼けの場合、味がそもそも違いますのですぐにわかると思いますが、
念のためいつもよりもしっかりと焼いてから食べると良いでしょう。
お店で販売されているたこ焼きは生焼けということはありませんので、
心配する必要はありません。
万が一生焼けを食べたとしても少量であれば、
身体に異変が起こることはありません。
なお、生焼けを食べ過ぎると消化不良を起こす可能性はありますが、
消化不良を起こしても胎児には影響はありません。