妊娠中は何かと気をつけなければいけない時期ですが、
ハヤシライスは食べても良いのでしょうか?
こちらでは妊娠中のハヤシライスおよびその量について紹介致します。
妊娠中ハヤシライスは食べても良いの?
結論から言うと妊娠中のどの時期においても
ハヤシライスは食べても構いません。
ただし塩分が割と多い食べ物ですので、
毎食食べるなど偏った食べ方はしないでください。
どれくらい食べても良いの?
1日1食程度であれば、1人前約656g(984kcal)食べても問題はないでしょう。
これが1日3食ともハヤシライスになると
相当運動していない限りカロリーの摂りすぎになりますし、
上記で言ったように塩分の摂り過ぎになります。
また、毎日そのような生活を送る人はいないかと思いますが、
ハヤシライスばかり食べていると栄養バランスが偏ってしまいますので、
気をつけてください。
ハヤシライスの塩分はどのくらい?
ハヤシライス1人前を656.1gとするのであれば、
その中に含まれている塩分は2.89gとなります。
参照:カロリーSlism
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では
1日の摂取目標量を食塩相当量として18歳以上の成人男性で7.5g未満、同じく女性で6.5g未満と設定しています。
ですので、ハヤシライス1食でも塩分が多いことがわかります。
塩分に気をつけるのであれば、
毎日ハヤシライスを食べるのではなく、例えば1週間に1度など間隔を空けて
食べた方が健康には良いです。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?
塩分を摂り過ぎるとたまにであればあまり問題になることはないのですが、
日常的に塩分を摂り過ぎているとむくみがひどくなったり、
高血圧症になるなどのリスクが出てきます。
特に高血圧症による動脈硬化は、脳梗塞や心筋梗塞などの原因になりますし、
むくみがさらにひどくなると赤ちゃんを育てるための体内のバランスがくずれやすくなりますので、
塩分の摂りすぎには注意したいところです。
参照:elevit
ハヤシライスの栄養は?
ハヤシライス1人前の栄養を見てみると、
1人前656.1gあたり
エネルギー 984kcal
タンパク質 32.02g
脂質 44.16g
炭水化物 121.9g
となっており、3大栄養素としては申し分ありません。
続いて、
ビタミンC 23.49mg
カリウム 949.51mg
カルシウム 57.28mg
鉄 2.89mg
食物繊維 7.61g
となっており、
気になるのはカルシウムが不足していることです。
ですので、ハヤシライスは肉の代わりにサバ缶やいわし缶を入れたり、
ハヤシライスに牛乳やヨーグルトを付け加えるとカルシウムは補えるでしょう。
ハヤシライスはビタミン類は豊富に含まれていますが、
食物繊維も摂りたいということであれば、
野菜サラダや海藻サラダを付け加えるのも良いかと思います。
また、ハヤシライスにきのこ類、例えばしめじなどが合うと思いますので、
ハヤシライスに入れると食物繊維が摂取できます。
ビタミンCがさほど含まれていませんので、
フルーツを付け加えるのも良いかも知れません。
ただし、様々なものを付け加えるとその分摂取カロリーが
多くなってしまいますので、その場合はハヤシライスの量を減らしてください。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもハヤシライスは食べても問題ありません。
ですが、塩分量が多いため毎食食べるのは控えて、
食べるとしても1週間に1度など間隔を空けて食べることをおすすめします。
ハヤシライスにトッピングすると良いものは、
牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品。
野菜サラダや海藻サラダ。あるいはきのこを入れる
フルーツ。
このあたりを補えば栄養的にはしっかりと摂取できますのでおすすめです。