妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
カプレーゼは食べても良いのでしょうか?モッツァレラチーズが気になるかと思います。
こちらでは妊娠中のカプレーゼについて紹介致します。
妊娠中カプレーゼは食べても良いの?
結論を言うと、日本で提供される(特に大手企業)カプレーゼについては
モッツァレラチーズにリステリア菌は存在しませんので、
妊婦の方が食べても問題ありません。
以前、サイゼリヤで販売されていたカプレーゼに使用されている
モッツァレラチーズは海外産ですが、
乳の段階で加熱殺菌した乳を使って作られたモッツァレラチーズで
さらにリステリア菌の検査で陰性であったもののみ輸入していました。
今は、バッファローモッツァレラとして提供されていますが、
それも同じで、妊婦の方が食べても問題ありません。
市販のモッツァレラチーズはどうなの?
スーパーなどで販売されている国産のモッツァレラチーズ
および外国産のモッツァレラチーズは日本の食品衛生に則る必要がありますので、
乳の段階で加熱殺菌しているものしか取り扱っていないため、
リステリア菌は存在しません。
ですので、ナチュラルチーズであるモッツァレラチーズも
そのままカプレーゼなどにして食べることができます。
注意しないといけないのは?
注意しないといけないのは、個人で輸入したモッツァレラチーズや
外国のお土産としてもらったナチュラルチーズ、あるいは海外で食べる非加熱ナチュラルチーズは、
日本の食品衛生法をすり抜けるため、リステリア菌が存在している可能性があります。
ですので、そのようなナチュラルチーズは必ず加熱してから食べるようにしてください。
加熱は表面だけでなく、中心部が75℃以上で1分以上加熱すれば問題ありません。
また、個人輸入の点において、個人店レストランなどは
注意が必要かもしれません。
ですので、個人店でカプレーゼなどのナチュラルチーズを非加熱で提供しているものは、
店員さんにリステリア菌の有無を確認した方が良いでしょう。
日本のナチュラルチーズは大丈夫なの?
日本のナチュラルチーズは加熱用となっていなければ、
リステリア菌は存在しませんので、非加熱で食べることができます。
ただし、加熱用となっている、例えばピザ用チーズなどのとろけるチーズの中には
リステリア菌が存在するものもあるようなので、
必ず加熱してから食べるようにしてください。
その他の、チェダーチーズやゴルゴンゾーラチーズ、粉チーズ(レッジャーノパルミジャーノ)
カマンベールチーズ、モッツァレラチーズ、クリームチーズ、マスカルポーネ、などは
乳の段階で加熱殺菌したものでチーズを作っているため、非加熱で安心して食べることができます。
どれくらいの量食べても良いの?
カプレーゼ1人前でしたら問題なく食べても良いです。
日本の場合、牛乳でしたら1日200mlが目安とされていますので、
これをチーズで表すと40g程度ですので、これを目安にチーズを楽しむと良いかと思います。
チーズよりも生の魚介類の方が心配
外国産で日本の食品衛生法に則っていないナチュラルチーズは
リステリア菌が存在する可能性があるため、
妊娠中は非加熱で食べない方が良いのですが、
国産のナチュラルチーズ、あるいは大手企業が日本で提供するナチュラルチーズは
リステリア菌が存在しないため、非加熱でも安心して食べることができます。
変に個人輸入などを行なうとリスクがありますが、
チェーン店などで出される非加熱のチーズは安心して食べれます。
それよりも、刺身やお寿司などの方がリステリア菌の観点から見ると
チーズよりもリスクはあるでしょう。
また、生ハムやスモークサーモンも時間が経過している分
リステリア菌が増殖している可能性があるため、妊娠中は控えた方が良いとされています。
リステリア菌はどこにでも生息しているので、
例えば、生の野菜の表面などにも付着しています。
野菜についてはしっかりと洗えばリステリア菌は流れ落ちますので、
サラダにして食べても問題ありませんが、
洗わずに食べるとリステリア菌の食中毒が心配です。
まとめ
国産のモッツァレラチーズであれば、あるいは輸入物でも
大手企業が輸入するチーズであれば、リステリア菌の検査は
されていますので、非加熱でもカプレーゼなどの料理は
妊娠中に食べても問題ありません。
注意しないといけないのは、個人で輸入したナチュラルチーズや
海外のお土産などでもらったナチュラルチーズ、
あるいは海外のナチュラルチーズは未殺菌乳で作られている可能性があるため、
妊娠中は非加熱で食べないようにしてください。