妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
ゆかりは食べても良いのでしょうか?塩分量が気になるところです。
こちらでは妊娠中のゆかりについて紹介致します。
妊娠中ゆかりは食べても良いの?
結論から言うと、妊娠中にゆかりは毎日でなければ食べても構いません。
厚生労働省によると18歳以上の女性の1日の塩分摂取目標量は6.5g未満とされています。
通常の食事に2gの塩分を使ったとすると、3食で6g程度の塩分を摂取することになります。
そこにゆかりを使用するということになります。
ゆかりの塩分量を見てみると、1g(ご飯150gにかける量)あたり0.48gの塩分が含まれています。
参照:mishima
ですので、おやつに塩分を摂取しないのであれば、
1日1食はゆかりを食べても良い計算になります。
とはいえ、1食で0.48gもの塩分を摂るので、毎日ゆかりを食べるというのは
控えた方が無難と考えます。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?
妊娠中に塩分を摂り過ぎるとむくみの原因になったり
妊娠高血圧症の原因になります。
妊娠高血圧症になると胎児の発育不全になる可能性や
ママの脳出血の可能性が増大しますので、
くれぐれも塩分の摂り過ぎには注意してください。
参照:日本産科婦人科学会
塩分を摂り過ぎている時の対処法は?
塩分を摂り過ぎている場合、食生活を見直すことが大前提となるのですが、
生野菜や生の果物、海藻類などを積極的に摂取することをおすすめします。
これらにはカリウムというミネラルが多く含まれており、
カリウムは体内の塩分を体外に排出する働きがあるため、
むくみや高血圧予防になります。
カリウムが多く含まれているものを挙げると
ほうれん草、ブロッコリー、西洋かぼちゃ、れんこん、カリフラワー、にんじん、かぶ、
なす、白菜、トマト、キュウリなどの野菜類
ひじき、あおさ、わかめなどの海藻類、
バナナ、メロン、キウイフルーツ、あんず、温州みかんなどの果物類があげられます。
医師からカリウム制限を受けていない限り積極的に取り入れるようにしましょう。
また、コーヒーにもカリウムは多く含まれており
コーヒーは1日に1~2杯までは大丈夫と言われていますので、
カフェイン断ちをしていない場合はコーヒーを1日に1杯程度飲むのも有効です。
おやつにスナック菓子などは控えよう
スナック菓子には多くの塩分が使われています。
またせんべいやクッキーなどにも多くの塩分が使われていますので、
日頃からこのようなお菓子を食べるのは控えた方が良いでしょう。
では、何を食べたら良いかというと、
ヨーグルトなどの乳製品を摂取すればカルシウムが摂取できますし、
果物を摂取すれば、カリウムやビタミンが摂取できます。
また、ナッツ類なども栄養が豊富で塩分も控えめなものが販売されていますので、
そのようなものを食べると塩分対策ができます。
スナック菓子は絶対食べるなと言っているわけではなく、
日常的に食べないようにし、食べたとしても週1~2回程度でとどめておくと良いでしょう。
つわり時でゆかりが必要なときはどうすれば良いの?
つわり時でゆかりをかけるとなんとか食べられると言う場合、
この時期は食べられる物を食べられる時に食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方ですので、とりあえずは塩分のことは気にせず
ゆかりご飯などを食べると良いでしょう。
その上で、食べられるものを少しずつ増やしていき栄養を摂るようにすると良いでしょう。
減塩ゆかりが有効
ゆかりには普通のゆかりとは違い、減塩タイプのゆかりが販売されています。
減塩ゆかりは1gあたり0.33gと若干塩分が控えめになっています。
塩分はどうしても厚生労働省の言う6.5g未満に抑えることが難しいため、
こういったものを使用して少しでも塩分を抑えた方が健康的です。
まとめ
妊娠中にゆかりは減塩に日頃つとめている場合は、
1日1食程度であれば、食べても問題ないのですが、
毎日食べるとやはり塩分の摂り過ぎになる可能性が出てきますので、
週に2~3回程度でとどめておいた方が健康には良いです。
ゆかりには減塩タイプのものも販売されていますので、
そういったもので塩分対策をするというのも一つの方法です。