妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
コカコーラゼロは飲んでも良いのでしょうか？
こちらでは妊娠中のコカコーラゼロについて紹介致します。
妊娠中コカコーラゼロは飲んでも良いの？
結論を言うと、妊娠中にコカコーラゼロを飲むのは控えた方が良いでしょう。
原材料を見ると、
カラメル色素、酸味料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムK、スクラロース)、香料、カフェイン
となっています。
特に気をつけれなければいけないのが、
人工甘味料です。
カルガリー大学のライマー教授の実験によると、
妊娠中のラットにアスパルテーム、ステビア、または普通の水を与え、出産後に仔の体重を測定しするとともに腸内微生物叢を調査した。
驚くべきことに、甘味料はラットの母親に対する影響はごくわずかだったものの、仔には有意な影響があった。甘味料を与えられた母親から生まれた仔は、体重が多く、体脂肪率が高くなっていた。腸内微生物に重要な変化が見られ、具体的には、プロピオン酸と酪酸を生成する微生物が増加し、乳糖を発酵させる種は減少していた。腸内細菌叢におけるこれらの変化は、仔の体重増加を引き起こした可能性があるという。
引用：LINK de DIET
また、米医学誌「JAMA Pediatrics」に掲載された情報では、
人工甘味料入りのダイエット飲料や、砂糖の代わりに人工甘味料を加えたお茶やコーヒーなどを日常的に飲んでいた妊婦から生まれた子供は、1歳を迎えた時点で過体重（太り気味）になりやすい可能性が、カナダの母子2,700組を対象とした調査から示された。調査を実施した同国マニトバ大学の研究グループによると、人工甘味料入り飲料を毎日飲んでいた妊婦から生まれた子供は、全く飲んでいなかった妊婦から生まれた子供に比べて1歳を迎えた時点で過体重になるリスクが2倍に高まっていたという。
という報告がされており、
妊娠中に人工甘味料を摂取し続けると、胎盤を通して胎児に移行し、
生まれてきた赤ちゃんの肥満のリスクが高まる可能性が示唆されています。
ですので、妊娠中は人工甘味料は極力摂取しない方が良いと考えます。
特にアスパルテームは世界保健機関（WHO）から発がん性の可能性があると発表されていますし、
大事な時期ですので、なおのこと控えた方が良いでしょう。
普通のコーラなら飲んでも良いのか？
人工甘味料の含まれていない普通のコーラの場合は、
摂取量に気をつければ飲んでも構いません。
カフェインも100mlあたり10mg程度含まれていますが、
この程度の量でしたらナンの問題もありません。
なお、どれくらいの量飲んでも良いかというと、
コーラのカロリーは100mlあたり45.9kcalあります。
妊娠中のおやつの量は厚生労働省の食事バランスガイドによると
1日200kcal以下にするように記載されています。
ですので、コーラだけをおやつとするのであれば、
400ml程度は飲んでも良い計算になります。
ただし、あくまでもコーラだけがおやつで合った場合の話で、
他におやつを食べるのであれば、コーラの量は少なめにしないといけません。
人工甘味料はどんなものに含まれている？
人工甘味料は様々なものに含まれています。
身近にある菓子類を始め、0kcalと表示されているものには確実に含まれています。
最近では0kcalのゼリーなどが販売されていますが、
これも人工甘味料が使われています。
また、フリスクやミンティアなどの清涼感のあるタブレットにも含まれていますし、
カロリーカットと書いてあるものも含まれている可能性が高いです。
気になる場合は、原材料を確認するとよいでしょう。
人工甘味料はちょっとでもダメなのか？
人工甘味料は少しでもいけないのかというとそうではなく、
過剰に摂ることが問題となります。
ですので、たまたま飲んだものに食べた物に人工甘味料が
入っていたりした場合など、たまに摂取する分にはあまり影響はないでしょう。
これが例えば、日常的にダイエットコーラ（コーラゼロ）をペットボトル1本以上
飲んでいたりすると摂りすぎになり、生まれてくる赤ちゃんの過体重のリスクが
増大するかもしれません。
人工甘味料はどのくらいで摂りすぎになるのかなどのデータがありませんので、
気になる方は妊娠中は控えるようにした方が良いでしょう。
コーラの代わりになるものは？
コーラは多くの糖質が含まれていますし、コカコーラゼロには
人工甘味料が含まれています。
他の三ツ矢サイダーやカルピスソーダなどにも
糖質が多く含まれています。
量を調節すれば毎日飲んでも良いのですが、
1日にペットボトル1本飲むとママが肥満になる可能性が出てきます。
もし、つわりなどで炭酸水を欲している場合、
糖類の入っていないウェルキンソンなどの炭酸水を飲むことをおすすめします。
味がないということであれば、レモンを入れて風味を付けても良いでしょう。
問題となるのは、カフェインよりも糖質の摂りすぎに問題があるため、
糖質の摂りすぎには注意が必要です。
まとめ
妊娠中のコカコーラゼロはもとい、人工甘味料は
意見がさまざまで飲んでも良いという意見もありますが、
生まれてくる赤ちゃんの過体重のリスクが上がるかもしれないという
報告もあるため、当サイトでは妊娠中の人工甘味料は極力控えるように
した方が良いと考えます。
普通のコーラであれば、カロリーを調節すれば飲んでも問題はないでしょうが、
飲み過ぎるとママが肥満になる可能性があるため、
飲み過ぎには注意してください。
