妊娠中は何かと気を遣わなければいけない時期ですが、
チャーハンは食べても良いのでしょうか?
こちらでは妊娠中のチャーハンについて紹介致します。
妊娠チャーハンは食べても良いの?
結論から言うと妊娠中のどの時期においてもチャーハンは食べても構いませんが、
毎食チャーハンとなると、栄養バランスの偏りや塩分の摂取量が気になります。
ですので、毎食チャーハンを食べるというのは控えてください。
また、毎日チャーハンを1人前食べるというのも塩分の摂り過ぎになる可能性があるため注意が必要です。
どれくらい摂取しても良いの?
チャーハンは1人前(407g)あたり、655kcalあります。
塩分量は3.83gとなっています。
カロリー的には1食分として問題はないのですが、
塩分が多いです。
18歳以上の女性は厚生労働省によると1日の塩分摂取量は
6.5g未満にするよう求めていますので、
チャーハンを1食食べるだけで1日の塩分量の半分以上を摂取することになります。
ですので、当サイトでは1日1食食べるのも多いと考えます。
できれば、例えばですが3日に1食など間隔をあけて食べることをおすすめします。
塩分を摂り過ぎるとどうなるの?
たまに塩分を摂り過ぎたからと言って特に問題になることはありませんが、
日常的に塩分を摂り過ぎているとむくみの原因になったり、
妊娠高血圧症の原因になります。
妊娠高血圧症になると脳出血のリスクが高まるだけでなく、
意識消失と痙攣の発作が起こる子癇(しかん)という病気のリスクが高まり、
胎盤早期剥離のリスクも上がります。
また、胎盤機能が低下し、胎児への酸素や栄養の供給が低下して、
胎児発育不全や胎児低酸素が起こりやすくなります。
参照:東京ベイ・浦安市川医療センター
塩分を摂り過ぎている時の対処法は?
第一に食生活を見直すということが大前提になるのですが、
できるだけカリウムを摂取することをおすすめします。
カリウムは体内の塩分を体外に排出する働きがあるため、
カリウムが多く含まれている生の野菜や生の果物などを
積極的に摂り入れるようにしましょう。
コーヒーにもカリウムは多く含まれているため、
1日に1~2杯程度であればOKとする医師も多いため、
日常的に飲むと良いかも知れません。
気になる場合は、カフェインレスコーヒーなども販売されていますので、
そちらを飲むのも良いでしょう。
明太子チャーハンは食べても良いの?
チャーハンにすると明太子には完全に火が通りますので、
問題なく食べることができます。
生の場合はリステリア菌が気になりますが、火が通ると
死滅しますので、リステリア菌の心配はいりません。
つわり時でチャーハンしか食べられない場合は?
つわり時期の考えとしては食べられる物を食べられる時に食べられるだけ食べる
というのが基本的な考え方となっていますので、
塩分のことはひとまず気にせずに食べられる時にチャーハンを食べても良いです。
ただし、つわりが終わり何でも食べられるようになったら
カロリーや栄養、塩分のことを意識した食生活に戻すようにしてください。
チャーハンに付け加えた方が良い食べ物は?
チャーハンだけだと野菜が不足していますので、
サラダなどを付け加えると良いでしょう。
また、食後に果物を付け加えると特に妊娠中期以降でしたら
ちょうど良いカロリー摂取になるかと思います。
これらを追加することでビタミン類や食物繊維を補うことができます。
また、チャーハンにはカルシウムがあまり入っていないため、
しらすチャーハンにしたり、付け足すのであれば牛乳やヨーグルトを付け足すと良いでしょう。
まとめ
妊娠中のどの時期においてもチャーハンは食べても構いませんが、
頻繁に食べていると塩分の摂り過ぎになる可能性がありますので、
たまに食べる分にとどめておくことをおすすめします。
明太子チャーハンも火が完全に通っていますので、
食べても問題ありません。